#02

http://d.hatena.ne.jp/n_kakka/20050318#1111084764
コメント欄より


# nasu0001 『言いたいことはほとんどすべて伝わっていると思います(笑)。言及ありがとうございます。

「存在意義や有用性を主張するのは難しいのではないだろうか」というところに関する私の考えを書いておきます。私の考えでは辞書は育つ物なのです。だから、今は稚拙でも未来には立派に育っているかもしれない、と考えてしまうのです。もちろん育たない場合だってありますが、消去してしまうと育つものも育たないわけです。だから、現時点での記述は私にはそんなに重要ではなく、育つ可能性が高そうな物が重要度も高い。存在意義や有用性は今ではなく、未来に見いだしたい、ということですね。もちろん未来は予測不可能なのだけれど、だからこそ、消去したくないって感じですかね。』

# n_kakka 『コメントありがとうございます。nasu0001さんのおっしゃっているのはキーワードの「百科辞書的役割」が消えてしまうことへの危惧と私は考えました。
確かに未来の可能性を否定することは誰にもできません。ただ、ここで重要なのは、はてなはキーワードの存在意義として「自動リンク的側面」と「百科辞書的側面」の2つをあげていると言うことです。もちろん両方を兼ね備えているのが一番いいのですが、誤爆が多いキーワードの場合は、前者の役割を期待することが困難になっています。これは解説をどんなに充実させても、解決できません。従って、百科辞書的役割のみを残すために、括弧付き(「リマ」など)で登録し直す措置が執られることがあります。リマの場合も、誤爆状況を考えるとこの措置がベターではないかと考えています。
あと、特に二文字キーワードの場合は、深刻な誤爆問題が発生することが多いので、登録前に十分に検討することが大事だと思います。キーワード「二文字キーワード」などにその履歴をまとめてありますので、興味があればそちらもご覧ください。』

# nasu0001 『「百科辞書的役割」が消えてしまうことへの危惧……そうなんでしょうね。
キーワード編集をすこしやってみると決めた時に、それ関係の文章はだいたい読んだのですが、「自動リンク的側面」と「百科辞書的側面」。 このどちらを重要と見るのか(見たいのか)、バランスがよくわからなかったんですね。
〈「自動リンク的側面」を生かすためにやむを得ず誤爆キーワードを消す〉の対極には〈「百科辞書的側面」を生かす為に、あえて誤爆を許容する〉があるわけで、現在は〈「自動リンク的側面」を生かすために……〉が優勢なのかな? これがどうしてなのかがとりあえずの興味の対象といったところですね。これからも少しずつ関わりながら、観察を続けます。よろしく。』