おけいさんと安倍なつみ#03

■ キーワード4ぐらい 14:52

id:UandUさんに再度コメントを頂きました。どうも、部分部分には答えていただいているのですが、昨日の更新で僕が最も言いたかったことには答えて頂いていないように思います。僕の文章に問題があって伝わらなかったのであれば、申し訳ないと思います。 まず、ハロプロ系の一部キーワードについて、ハロプロに関心を持たない他のユーザーから不満の声が上がっていることは承知しています。「ハロプロ辞典」というわけではないという点についても、当然ながら認識しています。 では、昨日述べた理由で「おけいさんと安倍なつみ」のキーワードを存続させることが「節度をわきまえない」行動でしょうか。無数に存在するメンバーのニックネームを一つずつ登録するなどといったことは、確かに節度をわきまえていないと思います。まして「お仕置きキボンヌ」などは論外とも思います。しかし、このキーワードがそれに当てはまるとは僕には思えません。はてな内でのハロプロファンのイメージが落ちることに気を配られることはわかりますが、このことに関してはちょっと神経質に過ぎるのではという印象を受けます。
「僕個人として重要」ゆえに存続という姿勢はファンレベルのエゴイズムでしかありません。
というお答えは予想できるものでした。ですから、何故それでもあえて「個人として」の意見を述べたのかということを書いたつもりでしたが、伝わっていないようですね。(20:20追記;そもそも厳密には「『僕個人として重要』ゆえに存続」という言い方はしていません。あまりにも論理のプロセスを簡略化しすぎです) はてなダイアリーキーワードが使用者の自主性によって作られるものである以上、根本には一人一人のユーザーの「主観」があることは当然です。それらが総合されることによって「客観的な」基準ができるのだと考えていることは昨日にも述べたはずです。 また僕は「ハロプロ関連のキーワード全体をどうすべきか、などの観点から考えたものではありません」とも書きました。「一つのキーワードが削除されようとしている」という事態に対して、「一人のユーザーとして」の意見を述べたわけです。それが集積されることの他にキーワードの問題を解決する糸口は見えないと思いますので。
はてなダイアリーキーワードは問題意識を持ちうるはてなダイアリー市民であれば誰でも削除移行を含む編集を行う権利を有します。
もちろんその通りです。ですから、「きちんとした理由の元に削除することは自由だ」しかし「キーワードに近い立場の人間の感覚を判断に組み込むことは重要だ」と申し上げているのです。
ですので、ファン心理から逆引きした私の立場をどうこう言うのはおかど違いも甚だしいでしょう。
気分を害されたのならば申し訳ないと思います。しかし、決して「お門違い」であるとは思いません。削除・編集の権利は「問題意識を持ちうるはてなダイアリー市民であれば誰でも」持つものではありますが、(繰り返しになりますが)それらは特に「趣味・嗜好が特にそのキーワードに近い者」によって判断されるべきだと思っています。他のユーザーの客観的な意見は当然十分考慮に入れるべきですが、それを参考にして修正を加えることも、「近い者」によって「自浄作用」のように行われる以外に無いと思います。現に現在id:UandUさんがとられている行動も、まさにそれに該当するでしょう。 ただ、「ハロプロ」という枠組みがあまりに広いために、「近い者」の感覚を理解し難いキーワードもあるでしょう。id:UandUさんが「おけいさんと安倍なつみ」というキーワードの使用・利用に関して持ち得ない感覚を僕が持っていると感じたため、「このような感覚を持つ人もいますよ、参考にしてください」と提言したのです。それを「ファンレベルのエゴイズム」と切って捨てられるのは非常に残念です。 言及数やリンクスコアは客観情報として重要視すべきものですが、そこには反映され得ない「実際に使用する上での感覚」というものがあります。それも考慮に入れるべきだと言っているのです。昨日述べた「潜在的な言及の可能性」というものもそこに含まれます。 最後になりますが、ではid:UandUさんの行動も突き詰めれば「ファンレベルのエゴイズム」となってしまうのではないでしょうか(煽るような目的で述べているのではありません。冷静に受け止めていただきたく思います)。もちろん、出来る限りの公正さを持つために、言及数やリンクスコアを重要視していらっしゃることは感じます。しかしそれに依り過ぎるあまりに、上記の「実際の感覚」がなおざりにされ、結果はてなダイアリーキーワードのもつ利点が失われるのではないかという一ユーザーとしての懸念を申し上げているつもりです。また、「個人的には」とあえて強調したのは、id:UandUさんという「個人としての方」と同じ立場で議論をしたいと考えたためでもあります。あくまで互いに「一ユーザー」でしかないのですから。

■ 追記 21:24

id:UandUさんと数回議論のやりとりをしましたが、どうも噛み合っているように思えません。僕の書き方に問題があることを考慮して、忍耐強く伝わるように書いたのですが…。そもそもの考え方に相容れる部分が無いのでしょうね。感情論にならないように感情を押し殺して出来る限りの論理性を持たせようと書いてきましたし、id:UandUさんのなさっていることに対して、ある部分では理解をしていることも書き添えてきたのですが、それに対して理解しようと試みることもして頂けないようです。また、「一ユーザー対一ユーザー」としての議論を求めていたのですが、それに応じて頂けるようには思えません。こちらから議論を仕掛けることは止めに致します。非常に残念です。 以下、ご理解いただけるかどうかは絶望的ですが、こちらから最後にお伝えしたいことを書いて、僕からの積極的な発信は終わりにします。 まず、はてなダイアリーキーワード内でのハロプロに関する用語の(あまり好ましくない)増加について問題意識を持たれ、それを解決するために行動に移されることは素晴らしいと思います。 しかし、その際には、主観的な感覚で削除を決めてしまえば批判は免れ得ないでしょう。何かしら客観的な基準をもとに削除することが必要となります。そこで「言及数」などの数字を持ち出すのは自然なことです。 では、それのみを基準に削除を決めてしまっていいのかという点では、僕はそれでは不足であると思います。何故不足であるかは、昨日・本日と二度も書きましたので割愛します。 日記から引用させていただきますが、
目に見えないファン心理や実際に使用する上での感覚、潜在的な言及の可能性などというものはキーワードの存続に関しては何の効力も持ちません。
果たしてそうでしょうか。 一つ感じるのは、なぜはてな側が「二ヶ月間言及の無いキーワードは削除する」などの明確な基準を定めていないかということです(定めていませんよね。僕が調べた限りはそうなのですが)。これは、キーワードの存在意義を判断する材料としての数値を設定している反面、たとえ数値的には存在意義が感じられるように見えなくとも、ユーザーの感覚で融通を利かせることが出来るようになっているとも取れるのではないでしょうか。 管理者側の介入が極端に少ないというシステムは、どうしても偏りが起こりやすいという意味でとても不完全だと思います。しかし、僕はその不完全さが気に入っています。それは、その不完全さには人間味が込められているためです。たとえば、過剰と思えるほどのマニアックな説明を、ハロプロなど僕の詳しい事柄と関係の無いカテゴリのキーワードで目にすることもありますが、今まで知らなかった事柄に対するそれを書かれた方の熱意が伝わって興味深く思うこともあります。そうした「手作り感」こそがはてなの魅力だと思っています。 キーワードの作成・編集・削除が全てユーザーの手によって行われるということは、そこには多かれ少なかれ「思い入れ」などの主観が加わってしまうのが普通であると思います。当然、時には議論を重ねて不要なものを削除するなどの大きな行動が必要となりますが、そうしたことを行おうとする方には、「完全なる客観性」ではなく、「各ユーザーの主観性と客観性の間での柔軟なバランス感覚」こそが必要であると思います。 コメント欄によると、id:UandUさんは完全に「『個々の思い入れ』を押し殺し『客観的な判断基準』で物事を判断すること」が可能な、非常に立派な「社会人」の方でいらっしゃるようですね。とても真似できません。ですが、恐らくそんな方はそう多くはいらっしゃいません。それによって、客観的な数字を盾に、歩み寄ろうともせずに「個々の思い入れ」を潰していくような姿勢は、社会人としては素晴らしいのかもしれません。しかしそれをはてなにそのまま持ち込むことは、はてな特有の「滋味」を奪ってしまうのではないかと危惧しております。「おけいさんと安倍なつみ」のキーワード自体というよりは、そのid:UandUさんの姿勢に疑問を投げかけたかったのです。
それを一々キーワードの存続に照らし合わせるならば、オブサーバーに超能力者が必要になります。目に見える事実から物事を捕らえてください。
では、id:UandUさんが「オブザーバー」なのですか? 少なくとも、今までの議論も含め、ご自分でそうとらえられているのだろうと僕には感じられます。ここまで、「一ユーザー同士」で議論をしているという気が致しませんでしたから。僕はid:UandUさんが自己の判断に客観性を持たせようと努力していらっしゃる様子も感じますから、それを無碍に批判することはしませんが、果たして今の姿勢のままで多くの方に同意を得られるのだろうかということは甚だ疑問です。「誰が頼んだ? ただの一ユーザーじゃないか」との感情を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。理論武装は整っておられるようですから、そうそう論破されることは無いでしょうけれど、それと「同意を得られる」ことは全く別のことです。 「はてなダイアリーキーワード」をどのようなものだ、どうあるべきものだと捉えるか、その捉え方自体にも多様性があることをご理解いただきたいと思います。その根本的な部分について、他のユーザーとまとまった議論を交わされたことはおありですか? 「当然こうあるべきものだ」というご自分の前提を省みるのも有益なのではないでしょうか。 以上です。きつい言い方になった部分もあるかと思いますが、「反論のための反論」ではなく、ハロプロ関係のキーワードに問題意識を持つ一人としての提言であるということをご理解ください。 それから、件のキーワードについては、僕はもう干渉いたしません。削除されたいのならば、僕はしていただいても結構です。 多くのユーザーの意見に耳を傾け、有益な削除活動を行われるように祈っております。
この議論の問題点は削除論者の次の一言に集約されるだろう。「「個々の思い入れ」を押し殺し「客観的な判断基準」で物事を判断することは可能ですね。それが社会人というものです。」しかし削除したい、というその「使命感」それこそが「個々の思い入れ」であることを本人は自覚していない。自覚せざる「正義の人」に対して「はてな」みたいな「個々の思い入れ」の集積というシステムは脆弱である。「正義の人」の独裁になりかねないところがある。それだけに「民主主義」という「手続き」が必要なのだ。 で、さらに思うのだが、管理者でもない人が管理者気取りでその「場」を引き回すこと自体が問題なのだ。はてなシステムは管理が緩く、アバウトなシステムになっているだけに様々な議論が出てくる余地がある。それを過剰な使命感でもって引き回そうという行為自体が、その「場」をぶちこわすのだ。

■ [memo]キーワード

はてなキーワードについての議論が喧しい。 なるべく静観していたかったのだが、あまりにも一方的なやり方をする人がいて、どうにも我慢がならず反応してしまう。 そもそもキーワードを整理しようという意図自体が私には「おせっかい」としか思えず、あまり共感できないのだが、問題提起としてわからないこともない。しかし問題提起はあくまで問題提起であって、それをきっかけにはてなユーザの間でさまざまな議論が巻き起こって、一定の方向性が出ればそれが理想ということであって、性急に結果を求めることではない。少なくともあるキーワードを削除することで不満に思うユーザがいるのであれば、一旦はペンディングにして何らかの合意が出来るのを待つ、というぐらいの余裕は必要ではないのか。それでは何も進まない、とは確かに思う。しかしどうしても進めなければならない必然性があるとも思えない。実際削除をしている人がどういう「被害」をこうむるのかがまったく説明されないのでは、理解のしようもない。 件のキーワードについては私は削除もありだと思っている。しかしもう少し時間をかけてもよいではないか。安倍なつみにかかわるキーワードなんだから、安倍なつみの言及を日常的にしているユーザがいろいろ考えて、「やっぱいらないよね」となればそれで問題なく削除されるだろう。 私は私でid:natsumi-crazyさんに「やっぱいらないんじゃない?」という問いかけをする用意はある。しかし今の削除のやり方にはまったく同意できない。

■ [memo]キーワード2

「お仕置き」なんちゃらというキーワードもいじったのだが、こちらはそのキーワードの編集者ではなく、ユーザに対するあからさまな侮蔑的表現が含まれていたので一応修正しておいたということです。 しかし不思議なのはそのキーワードの説明がそのような状態で残っているにもかかわらず、キーワードの必要性を主張されている方の誰もがその説明を修正せず、そのまま放置されていたことです。 まともに存続させる気がないのなら、自分たちで削除すればよいのでは?存続を主張される方の気持ちがよくわかりません。

同コメント欄

青山通り(natsumi-crazy) 『TB有難うございます。こちらも時々、覗かせていただいておりました。今回のことについては、「削除に反対」というより「削除理由に反対(納得できない)」という想いだったのですね。仰るとおり、多くのユーザーによる、現実的な部分での議論が為された結果の削除ならば別に全く構わないのですけどね…。難しい問題です。』 (2005/07/20 23:57)

# UandU 『うーむ、最初に「第三者にこの件を委ねる気はないのか」と書かねば真意は分かりかねます。それに、あなたの仰る「ペンディング」が復帰し削除を待つとするならば、その権利を私が持たないのは理解できません。何らかの理由を付けて削除予定から復帰なさるのなら話もわかるのですが、猶予期間のための復帰は突飛過ぎるでしょう。論議猶予期間が「削除予定」の7日間なのですから。』 (2005/07/21 00:11)

# althusser 『権利を言えば、ユーザ誰もが権利を持っています。復活させる権利もまたみなが有しています。それでは不毛ですよね。あなたにいうべきことはそれだけです。私はあなたの当該キーワードに関する「削除」を認めません。以上です。』 (2005/07/21 00:24)

# UandU 『いや、ですから該当キーワードに際した必要性を添えての復帰理由を述べてほしいなと。私が強行的だからというのはいささか幼稚な気がしますが。』 (2005/07/21 00:26)

# althusser 『「手続き」が民主主義でも何でも本質だと思うんですがね。』 (2005/07/21 00:28)

# UandU 『http://d.hatena.ne.jp/UandU/20050723 所感を述べておきました。奇しくも723の日ですね…』 (2005/07/21 00:56)

# althusser 『青山通りさん、はじめまして。
とにかくも青山通りさんのキーワード編集全体に対する真摯な問いかけに対して、立ち止まらず己の「正義」をただただ遂行するやり方にどうにも納得が出来ず、横槍を入れてしまいました。
キーワード一般の考え方は青山通りさんの主張にはほぼ全面的に同意するのですが、しかし当該キーワードについてはやはり微妙だなあ、という思いはあります。というのも「カントリー娘。石川梨華」というキーワードはないんですよね。それを考えるとバランスを考えて当該キーワードは不要ではないか、というのが私の考えです。
なんとなく青山通りさんもいい加減疲れられたか、「勝手にせい」という感じで議論から降りられたのが、一方で共感しつつ、もうひとふん張りしましょうとの思いで、私のほうから問題提起させていただきたいと思います。』 (2005/07/21 01:18)

# 青山通り 『どうも、僕の心理まで的確に見抜いてくださって有難うございます(笑)。ともかく、議論の過程を他の方がきちんと追っていてくださったということには安心いたしました。有難うございます。落ち着いた状態で多様な見方・多様な意見が投げかけられる状態になれば、またキーワードそのものに対する意見も含めて書かせてもらうと思います。ここも含め、現時点で議論に関わっている当事者の日記を読むなどして意見を述べてくださる方が他にもいらっしゃればいいのですが…。』 (2005/07/21 01:35)

*「正式名称を登録すべきか、キーワード完全一致を優先すべきか」問題

これも前に議論があったような、なかったような。
  • 前に「コントローラ」を登録してたらいつのまにか「コントローラー」も登録されてた。
    • これはこれで「どっちで表記する人が多いのか」が調べられるから良し!(ポジティブシンキング)
  • 今現在「真・三國無双」を登録せずに「三國無双」だけを登録してる(両方拾えるから)
    • もし「真・三國無双」が登録されてしまったらそれはそれで。
    • ただ、わざわざ「國」を旧字で書くような人はたいてい「真・三國無双」ってちゃんと書いてる。だから実は「真・三國無双」「三国無双」の二つがキーワードであればよろしいということになる。
  • Matthew’s Best Hit TV」は「'」を含むキーワードがうまく拾えない問題がある関係で結果的に「Best Hit TV」の方が拾ってる。あと「マシューTV」って書く人もけっこういる。
実際「三國無双」(と「三国無双」)とかはキーワード完全一致の方が便利だと思ってる。 でももし登録されたら、
なにジョジョ?ダニーがおもちゃの鉄砲をくわえてはなさない? ジョジョ、それは無理矢理引き離そうとするからだよ 逆に考えるんだ、「あげちゃってもいいさ」と考えるんだ
の精神でおおらかに許容。 って問題解決になってないし。モヒカン族に怒られる!