はてなアナウンス

はてなダイアリー日記7月5日付記事 - 誤リンクが予想されるキーワードの編集ルールにつきまして

http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20060705/1152101200

最近、はてなダイアリーキーワードにつきまして「誤リンクが予想されるキーワードが多数作成されている」「適切でない編集行為が行われているように見受けられる」とのご指摘をいただいております。これまで、このようなご指摘に対して弊社では個別に是非を判断し対応を行っておりました。しかしながら、この問題が個々のキーワードにとどまらないため抜本的な対策が必要と判断し、あらためて、誤リンクが予想されるキーワードの編集ルールにつきまして検討を行いました。

しかしながら、誤リンクを避けることを目的として

  • キーワードとして有益な単語が、誤リンク防止を理由として削除される
  • カギカッコ付きキーワードの登録
  • 誤リンク防止を理由とした意味のないキーワードの登録

など、編集ルールが煩雑化する傾向となっており、キーワードの登録や編集の際にこのようなルールに起因するトラブルが発生しているとの複数のご指摘をいただいております。

はてなといたしましては、上記「はてなダイアリーの日記」におきましてもコメントいたしました通り、なるべくたくさんのキーワードが登録され、情報が充実することを目標としておりますため、このような編集ルールの煩雑化は避けたいと考えております。

そして、このような状況につき、あらためて検討いたしました結果、今後は、誤リンクを根拠としてのキーワードへの制限は行わず、システム面での改善により誤リンクのデメリット自体を軽減する施策を取ることが望ましいのではないかという結論に達しました。

反応

ここでわかるはてなのスタンス。
  1. 誤爆を根拠とした削除の否定
  2. 誤爆回避専用キーワードの否定
キーワード登録をめぐるルールが煩瑣となり、キーワードをめぐる議論の敷居が高くなっていることへの対策であり、キーワード増加への障害を減らすことが主眼。 認識されている「誤爆」のデメリットと対策
  1. キーワードを「含む日記」にノイズが含まれる(キーワードから日記を捕捉する側面)
    • 「全て開く」ボタンの実装
    • 無関係な日記を大量に捕捉することについては触れず。現在の「まい」、あるいはかつて削除された「スト」「はな」「のの」など、大量の日記に埋もれた正しいリンクを捜すことが極めて困難、あるいは(そもそも存在しないなど)不可能であるケースについては対応策不明。対応しない?
    • 既存の誤爆回避専用キーワードの扱いは不明。「誤リンク防止を理由とした意味のないキーワード」は削除の扱いとも読めるが、その線引きは多分、荒れる。
    • 「なっち」と「なっちゃ」、「さゆ」と「さゆえ」など、誤爆回避専用キーワードによるフィルターが有効にはたらいて捕捉機能が使い物になっているケースに関する評価は不明。誤爆回避専用キーワードを削除すれば、これらのキーワードの捕捉機能は深刻なダメージを受けるものと想定される。
  2. 日記中に意図しないリンクが発生する(日記からキーワードへのリンクが自動生成する側面)
    • リンクスコア機能の増強を予定
    • 誤爆問題はリンクスコアで対応、という基本姿勢を確認したものと思われる。スコア投票の簡便化などによる投票率向上策か?
    • ちなみにこの日記の閾値は現在40。いわゆる「誤爆」より「バランス」「デザイン」等の一般的な語句へのリンクを避けて上げていった結果です。
  3. ダイアリー以外のサービス
    • キーワード抽出方法の違いで誤爆回避が無効であること、リンクスコア閾値がゼロであることから、現在は誤爆しまくり。(?)なんらかの対応があるのかについては不明。
    • 編集権拡大検討。一部根強い希望がある*1プライベートダイアリーの編集権停止とは真逆の方向に進む?
はてなダイアリー市民のみというのは妥当な制限だと思っています。もともとこの制限はダイアリーを書きはじめたばかりのひとが、ルールや空気を理解せず暴走することがあいついで導入されたと記憶しています。また、導入の効果はあったと考えています。 同時に、匿名/実名論議でときどき目にする、「発言するBlogなりサイトなりを継続して運営して、ある程度の失うものを持ってからにしろ」という意見に通じる重みが、このルールにはあると感じます。はてなというコミュニティ内に一定の手間暇を投入して自分のBlogを築き上げたひとならではの自制心が、一般的には働いていると思うのです。
  • 新編集ルール(案):「誤リンクを理由に編集するなボケ」「その代わりリンクスコアでなんとかするから」(大意)
ってことになるのかな。リンクスコアだけでなんとかなるものなのかね。

“はてなアイデア - 日記にリンクが出ないキーワードについては、キーワード側の「〜を含む日記」リンクも外してほしい。ほとんどが誤爆なので。”あたりが実装されれば後は放置してもいい。 正直、箸にも棒にも引っかからないのまで保護されても、とは思うが、これはえさを出さないで対処すべきだろうし。 一方、ヲタ愛キーワードの使い手は[[]]を厭うな、と。これは正直そう思う。

結局、何をするのでしょうか?内容スコアってのもあるだけで何も役立っていない(内容スコアって書いた人間が参考になるにyesを押して、アホに数字上げているだろ)し、変なキーワードの作者は特定の一部の人間なんですから、作成する権限を一時停止させるとか、ドラスティックにやってくれるほうが。 私の場合、キーワードを作るなら自分のはてなグループ内で地味に作ってますが、作るだけでなくキーワードで引っかかって困るときもありますし、はてなキーワードの文面だけで本当に初めて言葉を見て意味を知りたいと思う人間が理解できるのだろうかと考えるときはあるし、現在の情報に追いついていないキーワードを見ると腹が立つ。そういう場合、一番最後に更新、書き換えした人間に責任を持たせるべきだと思うんだが。勝手に統合するとか言ってキーワードを削除しているバカなznxformとか見ると、やる気失せるんですよ。
まず、私個人の見解からですが、賛成とします。理由は何が誤リンクなのか明確では無いのに、それを理由に削除してほしくないからです。削除は明確なルールによるものにしておかないと、解釈の違いから、同じ間違いを起こしたり、無駄な労力を使うから、誤リンクを理由に消してはいけないと考えています。 しかし、2文字程度のひらがなを、文脈把握もしていない、「単純で馬鹿なシステム」で登録されては問題が大きくなるばかりです。 リンクスコア投票の見直しですが、これが簡単な形で投票できればかなり良いのではないかと思います。例えば、2文字以下で検索して、そのリストに対して一気に変更できるとか。もちろんこの方法は、2文字の鬱陶しいキーワードのスコアを上げようという悪いユーザにも使われます。しかし、操作が簡単であれば、普通の人の方が多く投票するでしょう。 また、複数の解説があるキーワードの評価を1つにまとめると、評価の手間も少しは楽になるでしょう。また、これをキーワードの内容評価とわける事で、リンクスコアの意味がわかりやすくなると思います。 それから、キーワードの利用統計を取り、あまりに分散して存在するキーワードは、マイナス評価おすすめキーワードとしてリストアップしてくれる機能なんかがあるといいかもしれません 日記からキーワードに張られるリンクは問題ですが、キーワードから日記に張られるキーワードは悪影響が無いと私は考えています。
記事に解説が自動的にリンクされるのは、はてなを使い始めた当初は便利に感じたものだけど、「誤爆」が少なからずあって、慣れてくるとありがたみが薄れてしまいました。 それにキーワードの説明も「もう一歩踏み込んで解説してくれればいいのに」と思うものも少なくなく、最近では調べ物は専らWikipediaを使っています。 内容の信憑性という点でも、あちらが一段上という感じだし。 一方で「はてな」の場合、オタク系スラングジャーゴンの網羅性はなかなかだと思います。 今後はそういう棲み分けが自然に行われていくような気がしますが、どうでしょうか。
誤爆(=単語の区切りを誤って別の単語として自動リンクされてしまうこと)とリンクスコアには関係があまりないような気がするのですけど。リンクスコアが高くても誤爆するときはするし、リンクスコアが低くても単語の区切りはあっていることもあります。「リンクスコア機能の増強」というのが具体的に見えないのでなんともいえませんが、これはプログラムで対処するのは難しいと考えています(私は)。 それよりもむしろ、現状の日記編集画面にある「キーワードを編集」機能を強化してもらった方がうれしいです。例えば、一度「リンクしない」設定にしたらそれを覚えていてくれるとか。また、現状では「リンクスコア上は自動リンク閾値を越えているが手動でリンクしないように設定する」ことしかできないので、これを「リンクスコア閾値以下だけど手動でリンクさせる」こともできるようにしてほしいです。もちろんこちらも一度設定したら覚えていてくれるとさらにうれしい。