紺野さん#5

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これも長い間議論になっているキーワード。 確かに、ほとんどの言及が「紺野あさ美」に関するものになっている。8割くらいが当たっているような感触である。

*キーワードとしての存在意義

さて、このキーワードの存在意義は、先述の「かわいいよ」と同じく、日記の捕捉(すなわち自動リンク的役割)にあると思われる。編集履歴を追ってみたが、残念ながら現状では「『紺野』姓を持つ人物に対する敬称」以上の解説は書かれていない。解説(すなわち百科事典的役割)については、将来にわたって発展性を見込むことは難しいと思われる。 では、自動リンク的役割に存在意義を絞った場合、このキーワードの存続についてどのように考えればよいか。キーワード「かわいいよ」の時と同じく、捕捉した情報がどれだけ統計的に有意なデータを与えてくれるかが、存続すべきかどうかの分岐点となるであろう。登録された文字列が一般的に用いられる表現であっても、はてなにおいてある特定の事象を指すことが多ければ、「はてなのキーワード」としては成立要件を満たすと考えられる。 今回の場合、「紺野あさ美」に対する言及が8割程度を占めているので、特定の事象(この場合は「紺野あさ美」)に関する言及を集める目的は達成されており、自動リンク的役割は満たされていると言える。この点において、キーワードの存在意義はあると言えるのではないのだろうか。

*解説の妥当性

だが、今回の文字列に対し「紺野あさ美を指す言葉」という解説を書くことには疑問を感じる。たとえはてなにおいて「紺野さん」という文字列が「紺野あさ美」を指すことがほとんどであるとしても、それはあくまで「はてなでは『紺野さん』は『紺野あさ美』の意味で用いられることが多い」ことを示すだけであって、それをもって「紺野さん=紺野あさ美を指す言葉」と定義することはできない。はてなでの言及日記の傾向はあくまで補助的解説にとどめ、主たる解説はやはり「『紺野』姓を持つ人物に対する敬称」とすべきではないだろうか。

*カテゴリー別に登録することの妥当性

また、現在異なる解説で2つのキーワードが作られているが、主たる解説が「『紺野』姓を持つ人物に対する敬称」であるとするなら、両者の意味は同一であるから重複登録である。重複であっても何らかの違いを表すことができれば、両立を検討する余地はあるのだが、一般カテゴリーとアイドルカテゴリーで分離するメリットはあまりない。 そもそもカテゴリーは日記上での自動リンクを行うか否かを選択するために存在しているのだが、一般カテゴリーははずすことができないため、キーワードを分けることは無意味である。むしろ、リンクスコアが分裂してしまうデメリットを生んでいる。重複登録として削除するのが妥当だと考えられる。

*結論

キーワード「紺野さん」は一般カテゴリーキーワードとして存続し、解説は以下のように書くべきである。
「紺野」姓を持つ人物に対する敬称。 はてなダイアリーにおいては、「紺野あさ美」の意味で用いられることが多い。
重複登録されているキーワードは削除すべきである。

*蛇足

なお、「紺野さん」と言うキーワードの存在が、キーワード「紺野」の言及日記に対するフィルタリングの効果を持っていることも、存続のメリットとして挙げられる。はてなでは「紺野さん」は「紺野あさ美」を表す言葉として言及されることが多いため、「紺野さん」が存在することで、キーワード「紺野」から「紺野あさ美」に関する言及の多くを除外できるわけである。キーワード「紺野」の言及を調査する人が存在するのかどうかは、また別の話であるが。
揉めごとの原因はキーワードの妥当性云々よりも...
  1. キーワードを保持したい側、あるいは削除したい側のパーソナルな問題
  2. 各メンバーファン同士の意地の張り合い
  3. そのファンダムと特に関連性を持たないキーワードウォッチャーの介入
  4. 日記を開設していない者、あるいはプライベートモードの方の論争への参加
...が大きなウエイトを占める場合が多々あります。 この(キーワードを守ろうとしている)当事者は、一時期なんでもかんでもキーワード化してしまい、削除論争に巻き込まれた方です。中には有益なものもあり助かっている一面もありますが、そうでないものも多数あります。(彼および彼の活動を手助けしていると思われる一派が)メンテナンスを放棄してしまった例もあります(キーワード「おつかれいな」参照)。 id:tk-mokamiさんとid:powerfulさんは、今までの事柄をご存知だと思いますので、シンプルに削除あるいは「紺野あさ美」への誘導用キーワードとしての存続を当事者と調整されていると思うのですが、その事情を知らない(と思われる)方の参加が事態をややこしくしています。 「各メンバーファン同士の意地の張り合い」については、途中で紺野あさ美ファンの方(id:eulearさん)が議論に参加されています。が、一応様子見のようです。賢明な判断だと思います。 今回は「キーワード好き」の方の野次馬的介入はないと思われますが、プライベートモードの方が一名いらっしゃいます。プライベートモードの方は立場が不明確なのでフェアな意見とは感じられません。またプライベートモードの性格上キーワードでのつながりを拒否しているのですから、そのキーワードに固執する理由が思い浮かびません。結果的に「キーワード好き」な方だと判断できますが、汎用的というか杓子定規的な物の考え方ではダメだと思います。心当たりの方は一歩退いていただけると幸いです。
結果的にこうなっている模様。
紺野姓の人に対して使われる敬称。 はてなダイアリーでは、モーニング娘。紺野あさ美を指すことが多い。
前回私がチェックした際のサンプリングでは...
  1. 紺野あさ美以外の「紺野」さんに関するは言及はなかった。
  2. 紺野あさ美ファンの約半数は「紺野さん」を事実上の愛称として使用していると思われる。
  3. しかしながら、大多数のハロプロファンは「紺野さん」を敬称として使用している。
でしたので、紺野あさ美ファン的には物足りないだろうけれども、結果的にはこれで妥協点なんだろうねえ。 また、「紺野さん」を愛称として呼び合うようになったきっかけの説明力にも乏しいでしょうからねえ。 で、キーワード住人(?)たちは、これ以上の議論は望まないようですが、もしまたトラブルがあるとしたら、カテゴリーを「一般」にしていることが突っ込まれそうかな。つーか、途中で参加された非ハロプロファンの方は、「一般」用語にヲタ語が登場するのを嫌っていた様子なので、そこが留意点でしょうね。
さて、件のキーワード「紺野さん」について本當は内容をあれこれしたいなどとはすこしも考へてゐませんでした。以前の審議(2004年3月)の結果を尊重して内容に關しては「誘導」だけでもやむなしと考へてゐたのです。 日記の抽出といふ機能の面で、キーワード「紺野」で「紺野あさ美」を抽出するのでは雜音が多過ぎ、キーワード「紺野あさ美」では抽出範囲が狹まり過ぎるといふ實際的な便宜からキーワード「紺野さん」が必要(なくなると困る)だといふのが編輯に加はつた最初の動機です。 解説文の記入を要求されたときにキーワード内の過去ログにあつた文章を使用したのも、内容に私の主觀を持ち込むのを避けるためでした*1。要は機能の保全が焦點だつたわけです。 但し、削除理由が削除對象とマッチしてゐない點が不審であつたために、削除移行者にその眞意を問ほたりもしてみました*2。 浦木さん(id:kuonkizuna)の編輯により、體裁は惡いものの一應納得のゆくかたちになつたので、私はそれ以上の編輯をやめたわけです。「紺野さん」が"愛稱となつてゐる*3"それぞれの人物へのリンクを加へるなり、それぞれの人物に造詣の深い者が簡單な説明を施してゆくなりして體裁を調へてゆけば、それでもなかなか好いキーワードになる可能性があつたのです。 もう一點、「削除したい者がゐれば削除させる」では「削除したらまた作る」不正をも許す結果になります。これでは、ログを積み上げ、必要に應じて參照するシステムの根幹を無きものにしてしまふことにもなります。だから「削除」に對してはもつと慎重に行ふべきだといふ意を主張して來たわけです。 このキーワードの例では自分に身近なキーワードであつたために、その變化につい氣付いてしまつただけです。そして、利害に關るから保全をしたといふあたりまへの行動でした。なぜこんな大亊になつてしまつたのか不思議です。 「G:かしまし…」が始動を始めた矢先に丁度かういふ揉めゴトが起つたことで惡い影響が出てゐなければ好いですが... あゝ「たのしく…」ね...  すまない。

コメント欄


# konkonholic 『再度コメントにて失礼します。
件の一連について、eulearさんのご意向は理解していたつもりです。…なんて言うととっても偉そうで恐縮ですが(苦笑)。
今回改めてご説明いただき、やはり理解していたこととほぼズレがなかったようです。
お断りすると、私が「削除したいひとがいれば〜」と指したものは、eulearさんの当初の行為に対してではなく、やり取りが進みながらもループを繰り返していた時期のことを以ってです。もし編集行為でeulearさんが疲労困憊してしまうようであったのなら、それはこう、まるで道具に使われて(振り回されて)しまっているようで、まるで「手段が目的」と比喩する以上に、まるで「目的が目的」になってしまうような、本末転倒なことになってしまうことを危惧してのことでした。言葉足らずで且つ軽々しい物言いでお恥ずかしい限りです。
また今回、「大事になった」のには理由はあるでしょう。繰り返しになりますが、単純に“今回の当事者”のそれぞれが「あたりまえ」と思っているものが相手には「あたりまえ」では無いからです。ただそれだけです。
ハナシ変わって、立場云々というのは、ワタクシの場合、なんてったってidがそれはもうヒドいアレなものですから(笑)。そういうことです。ハイ。
g:かしましのほうには特になんもないので大丈夫ですよ。逆にご心配させてしまって恐縮です。
もし何かあっても、それはそれで、そんなハプニングもその時々で楽しめればいいやぁなんて、実にのんきなものです。^^』


# eulear 『いろいろとどうもありがたう。
今日(3/5)當該キーワードでのTK氏のコメントを確認したところ、この問題は一應の結審をみたものと判斷されます。また動議が出されるかもしれませんが、とりあへず山は越えたものとおもひます。
konkonholicさんにも多大な迷惑をかけました。申し譯ありませんでした。』

*1:但し、補足文を一行添へたが。

*2:これは、「一般論」しか導き出すことができなかつた。

*3:1.) その人物を示す、よく親しまれた呼稱であること。 / 2.) 日誌内からごく普通に抽出可能であること。 / 3.) ある程度まとまつた言及があり、特定の人物について述べられた共通の話題として拾ふことが可能であること。 / …これらを滿たしてゐる人物となるとさうはゐない。據つて「無限に登録」されることはありえない。